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落下腸マッサージとは?

便秘治療の第一人者で有名な国立病院機構久里浜医療センターの水上健 先生が

朝日放送「みんなの家庭の医学」に出演し便秘解消の新しい理論を発表しました。

今までは「ねじれ腸」という腸のねじれが原因で便秘になる人が多いというもの

でしたが、ここ1年から2年で新たに発見されたのが「落下腸」というものです。

便秘に悩む多くの患者さんを診察していると「ねじれ腸」が原因でありながら

さらに腸の位置がズレていることが判明したそうです。

番組内では、実際に便秘で悩む8人の患者さんの腸をレントゲン撮影すると

なんと2人の方の腸の位置がずれて骨盤内に塊のように落下しています。

このように腸の位置がズレ骨盤内に落下する状態を「落下腸」と言います。

通常の大腸は、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸の5つで

構成され80cmくらいの長さで、四角い形で体内に固定されています。

ところが「落下腸」の方は、先天的に腸が固定されてないために重みで

骨盤内に落ちてしまいます。すると便の通り道である大腸の曲がり角が

ヘアピンカーブのように曲がってしまい便がスムーズに通過できなくなります。

このような現象により便秘になることが分ったそうです。

結局、大腸が落下することで大腸の長さも1m70cmにも伸びていました。

また、面白い実験として「落下腸」の患者さんを逆立ちしてレントゲン撮影をすると

腸の位置は正常に近い状態へ戻ることも番組内で検証しています。

さて、このような「落下腸」が原因で便秘になる方の治療法が

水上健 先生が考案した落下腸マッサージです。

寝ながら、腸を下から上に1分ほどマッサージ、さらに腸を軽く叩くように

1分ほどマッサージ、たった2分のマッサージを朝と夜やるだけです。

実際に2人の「落下腸」患者に実演したところ、1人の方は翌日から毎日!

もう一人の方も数日後から毎日スムーズに排便できるようになりました。

しつこい便秘で悩む方にとっては、驚くほどの効果ではないでしょうか?

便秘薬を長い期間、飲み続けると効果も薄れてきます。

さらに腸内の壁は綺麗なピンク色から汚い褐色したように変色するそうです。

こうなると大腸がんの原因になったり様々なリスクもあるようなので

ならべく便秘薬を使わない治療法をするのが一番の改善法だそうです。

みなさんも「落下腸マッサージ」で便秘解消してみませんか?

便秘解消ストレッチも参考にしてくださいね!

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